生きものずかんについて

手話で楽しむ生きものずかんとは

「手話で楽しむ生きものずかん」は、様々な生きものを自宅にいながらパソコンやスマホを利用して、楽しく学べる手話動画です。

ろう児の学習環境が、豊かになるきっかけづくりを目指し、またワクワクしながら楽しんで学べる機会を提供したいという思いで、Yahoo!基金の寄付事業としてプロジェクトを発足しました。

今回は、水族館や動物園にいる生き物について、詳しく知ることが出来る手話動画の図鑑を制作し配信しております。

ご協力いただいた施設について

八景島シーパラダイス

株式会社横浜八景島
広報 後藤様
<コメント>
手話で楽しむ生きものずかんで、楽しく学んでいただき、生きものに興味・関心を持っていただければ嬉しいです。また横浜・八景島シーパラダイスには、表情豊かな生きものたちがくらしております。ぜひさまざまな表情をお楽しみいただき、生きものたちとコミュニケーションを取っていただければと思います。

東武動物公園

東武レジャー企画株式会社
広報 白石様
<コメント>
手話で楽しむ生きものずかんに登場した動物以外にも東武動物公園にはたくさんの動物たちが暮らしています。動物たちは私たち人間と同じで、性格もあり特徴もあり、それが個性となっています。遊びに来た際にはぜひお気に入りの子を見つけてみてください!

手話で楽しむ生きものずかんのこだわり

ご家族のコミュニケーションのきっかけに!

ろう児とご両親の言語に合わせ手話・日本語を見やすく工夫した手話動画を制作しています。

動物園や水族館による解説の監修、撮影のご協力

ろう児に興味をもって見てもらえるよう特徴的な内容を中心に2分から3分でまとめ解説しています。また施設にご協力いただき、実物を撮影させていただくことで、リアルな映像に仕上げました。

手話監修・プロデューサー・出演者は著名なろう者スタッフで制作

<手話監修・図鑑長>
戸田康之
1977年生まれ
兵庫県出身
私立日本聾話学校(東京)幼稚部卒業
地域の小学校、中学校、高校、大学、大学院を経て、埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園教諭
NHK手話ニュースキャスター

<図鑑の解説のお兄さん>
奥村泰人
1995年2月23日生まれ
神奈川県横浜市出身 父・母ともに聴者
小学部~高等部 都内のろう学校卒業
2018年3月淑徳大学コミュニティ政策学部コミュニティ政策学科卒業
NPO法人シュアール、手話あらん所属。演劇やお笑い、司会や手話講師など幅広くエンターテイナーとして活躍中

<図鑑の解説のお姉さん>
宮坂七海
1997年11月3日生まれ
東京都出身 明晴学園第一期生として在籍し、現在日本体育大学大学院在籍中
女性剣道家。現在は、クレー射撃の選手でJOCジュニアオリンピックのトラップ種目で2年連続優勝を達成
2024年パリオリンピック出場を目指し活動中

<プロデューサー>
今井ミカ
1988年12月12日生まれ
群馬県出身 NPO法人シュアールで理事長を務め、現在NHK Eテレ「みんなの手話」出演中のろう者でお笑いコンビの「デフW」のプロデュースなど、手話やろう文化を中心とした企業向けPRの映像制作のプロデュースを行う。
ろう者を題材に音のない映画作品を作り続けてきたが、映画「虹色の朝が来るまで」(制作・企画:JSLTIME)では、初めて音響をつけ話題となる。

手話やろう文化について

〇手話って独立した言語なの?
はい、手話は日本語を手で表したものだと思っている人も多いかもしれませんが、日本語とは全く違う文法や単語を持つ、独立した言語です。

〇手話って手だけを使うの?
いいえ、手話は手だけを使うのではありません。体の動きや眉の動き、表情、口の動き、頷きなどを組み合わせて使う言語です。例えば、「働く(仕事)」という手話は、表情、体の動きなどを変えることによって「仕事を一生懸命やる」、「仕事を適当にする」、「仕事がはかどる」と意味が変わってきます。

〇手話って世界共通なの?
いいえ、手話は世界共通ではありません。世界で現存する手話は126種あるといわれています。例えば『騙す(cheat)』は、日本手話では『キツネが騙す』という手話で表しますが、アメリカ手話では『塀から人が覗く』という手話で表します。国ごとの違いだけでなく、地域ごとに異なる手話の方言もあります。

◯ ろう文化って何?
ろう文化とは、手話を母語とする人たちの文化です。主に、ろう者やCODA(Child of Deaf Adult / ろう者の親を持つ聴者)が、その文化の中で暮らしています。

◯ 手話が母語とは?
ろう文化では、手話が母語で日本語が第二言語になります。つまり手話で暮らす人たちは、手話で考えたり、寝言を手話で言ったりするのです。

◯ どんな特徴があるの?
ろう文化は視覚から得る情報でコミュニケーションを図ります。例えば、日常生活では、電話ではなくビデオチャットを使ったり、拍手は手を上にあげてひらひらさせます。音を可視化する方法の一つとして、インターホンの音や赤ちゃんの泣き声など、音に反応するライトや機器を家や職場に設置して利用することもあります。また、ろう文化独自の歴史・コミュニティ・芸術・価値観などもあります。